リベラルアーツとちぎ

リベラルアーツとちぎとは?

「カガクアートも、対話体験で、もっと市民の身近に・・・」

【対話】【体験】により、“楽しく考える”機会を提供します。
子どもからシニアまで、そして、サイエンス(科学)からアート(芸術)まで、幅広い世代や分野を対象とします。

ロゴマークには、栃木県のシルエットの上に、対話や体験をする人々、サイエンスを象徴する試験管とアートを象徴するペンを配置し、プロジェクトの内容を表しています。

リベラルアーツカフェVol.132(2024/4/30)開催のお知らせ

ご質問等は info@la-tochigi.net でも受け付けます。


 最近、メディアやネット上などで「ヤングケアラー」という言葉が頻繁に出てくるようになってきました。本来、大人が担うとされている家事や家族の世話を、様々な事情(大人が障害や病気、日本語が話せない・・・など)により、その代わりをしなければならない子供のことを指します。

 昨年11月に下野新聞に「ヤングケアラー支援へ連携事業 国福大病院など県内外5団体 居場所などの情報提供」という記事が掲載されました。この記事の中の中央大の先生は以前から知己でしたので、今回のゲストでもある自治医大の門田先生をご紹介いただき、快くお引き受けいただきました。

 門田さんは、子どものADHDなどの発達障害が専門で、同じ下野新聞紙上に最近、「発達障害児と向き合う ストレス脳機能に影響も 門田准教授に聞く」といった記事が出ていたりもします。先の連携事業の中心メンバーとして、まさに適任でもいらっしゃいます。

 今回のカフェでは、子どもの特性やヤングケアラーの現状などについて情報提供をいただき、参加者の皆さんと質問や意見交換などができればと思います。ヤングケアラーという言葉を初めて聞いた方でももちろん参加OK! どうぞお気軽にご参加ください。

from: 藤平 昌寿(リベラルアーツとちぎ代表)

「リベラルアーツとちぎ」設立にあたって

 「リベラルアーツとちぎ」のきっかけは、2012年7月より10年間実施された「とちぎサイエンスらいおん」プロジェクトに遡ります。帝京大学宇都宮キャンパスが中心となり、栃木県内の産官学民連携型のサイエンスコミュニケーションプロジェクトでした。わたくし自身がこのプロジェクトの立ち上げから関わっておりましたが、2022年7月をもってプロジェクトが終了しました。

 プロジェクト終了にあたり、惜別の声を多数いただくこととなり、「それならば・・・」という想いから、リベラルアーツとちぎとして一部継承していくことにいたしました。このプロジェクトの中には「サイエンスらいおんカフェ」という企画があり、111回を数える長期企画でした。このカフェ企画を引き継ぎ、「リベラルアーツカフェ」として当面継続していく予定です。

 とちぎサイエンスらいおんは、当初の目的に自然科学を中心に据えるものでもあったことから、サイエンスらいおんカフェも開始当初は自然科学系のゲストをお招きしていました。しかし継続していく中で、様々な繋がりから、社会科学や人文科学、複合系のゲストなどもお越しいただくようになりました。また、わたくし自身、音楽などのアート系の活動もしているため、アート・人文系などのお話も伺えそうな機会が徐々に増えてきました。

 そのような背景もあり、いっそのこと、分野を限定せずに、敢えて雑多な学びの場を創っていこう、といった趣旨で、リベラルアーツとちぎと名付けました。キャッチフレーズには「サイエンスからアートまで」と分かりやすく表記しておりますが、あらゆる分野での学際的交流ができることが理想です。

 リベラルアーツとちぎは、「対話」と「体験」をベースに活動していきたいと考えております。折しも設立時には新型コロナウイルスの影響により、リモートでの活動が主体となっております。逆にこの状況が、全国各地からの参加やゲスト招聘を可能にしております。どんな状況であれ、"いつでも""どこでも"学べる環境は、これからもどんどん進化していくでしょう。

 興味ある企画がありましたら、どうぞお気軽にご参加ください。一緒にできそうなことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。つながりそうなことがありましたら、どうぞ緩やかにつながりましょう。"いつでも""どこでも"Welcome!です。

2022年8月 リベラルアーツとちぎ 代表 藤平 昌寿